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ボクシングの動作の全ての基本となるのが、構え・スタンスです。
自分に合った構えが出来るようになるだけで、ボクシングの強さが底上げされます。
顎をしっかりと引きます。
ふんぞり返るような顎ではいけません。
額で相手を見るくらいのイメージです。
左の拳はちょうど自分の目線が通る位置に置きます。
右腕は地面と垂直にします。
言い換えれば、自分の正中線と右腕は平行です。
右肘が自分のへそに引きつけられるようなイメージを持ちましょう。
左腕も右腕同様、地面と垂直にします。
そうなると左腕と右腕も平行になります。
駄目な例は、両腕が「ハの字」になってしまうこと。
脇が開くとパンチの起動が見えやすくなってしまう、ブロックのときに力が入らない、パンチに回転をかけづらいといった3つのデメリットがあるからです。
構えの中で顔や腕の位置とともに、重要なのが足の置き場、スタンスです。
一般的には理想的なスタンスは開きすぎでも、閉じすぎでも駄目で「前足のつま先と後足のかかとが一直線に並ぶこと」とされています。
しかし自分に合ったスタンスはもっと簡単に見つけられます。
①両足を前後に開き、左足のかかとにお尻を乗せて体重をかける。
②この体勢をとったときに、「自分が一番楽」と感じる状態に足幅を調整。
③楽な位置が見つかったら、そのまま真っ直ぐに立ち上がる。
これが自分に合った理想の足のスタンスです。
要は楽にしゃがめる状態から、まっすぐに立つ。これだけです。
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前足の膝は土ふまずの上にあるようにイメージします。
足がつま先よりも前に出てしまうと、ステップやターンがやりづらくなります。
また、前足、後足ともに前方を向くようにします。
真っ直ぐ前方を向ける必要はありませんが、前足と左足の角度が90度になるような後足が開く構えはいけません。
前足と後足の角度は45度のイメージです。
半身に構えるのが理想という方もいます。
半身にすることで、自分の急所が相手に見えにくくなります。
しかし、その一方で体が半身になると右腕と相手との距離が遠くなり、パンチのモーションも大きくなります。
なので、これくらい半身に構えるのが理想、というのはありません。
自分がやりやすい半身程度でいいです。
両方の踵を浮かせる選手もいますが、少数派です。
王道の構えは「前足は踵を付けて、後足の踵を浮かせる」
この構えの選手が圧倒的に多いです。
前足の踵を浮かせていると、パンチを打ったときにバランスを崩しやすくなります。
右腕は、自分の体制を保つバランサー、指標です。
つまり、右腕を垂直に保つことで、上体が傾かないようにしているのです。
上体が前に傾かないようにするために、右腕を垂直に意識します。
何もしないで上体が傾かなければいいのですが、右腕を意識することが一番効率的に身体のバランスを整えてくれます。
膝を深く曲げようとすると、膝がつま先より前に出てしまいます。
この状態では俊敏な動きが出来ません。
つまり、膝は必要以上に曲げる必要はありません。
膝の曲げ具合より意識するべきは、重心の置き方。
一番スムーズに動けるのは、前足50、後足50です。
重心はかけても、前足60、後足40です。
この重心のイメージで体重移動させれば、膝も自然な角度で曲がります。
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