ボクシングは柔軟性が大切な理由|柔軟性の鍛え方

ボクシングは柔軟性が大切な理由|柔軟性の鍛え方

ボクシングのトレーニングには、
筋力トレーニングの他にも自分だけで出来る大切なトレーニングがあります。


それは、体を柔らかくするトレーニング、柔軟です。


ボクシングに限ったことではありませんが、
体が固いといろいろな弊害があります。
しっかりと柔軟性を持てるように、日々訓練をしておきましょう。

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ボクシングは柔軟性が大切な理由|柔軟性の鍛え方

しなやなかで柔らかい体はボクサーには必須

ボクシングに限らず、格闘技やスポーツをする人にとっては、十分な筋肉があるというだけでなく、体が柔らかいというのはとても重要なことです。
体に柔軟性があるということは、体の可動域が広いということを意味していますので、より大きな動きができるようになります。
ボクシングでは、素早く踏み込んだり横によけたりする動きが重要ですが、体が柔らかいと無駄なステップを踏まなくても、必要な距離の移動をすることができるようになります。
より速く確実に体の移動が可能となりますので、柔軟性はボクサーの能力を高めるために欠かせないポイントと言えるでしょう。
また、筋肉が柔らかいとパンチを受けるときも、スウェイなどの動きが滑らかになって、吸収力が高い状態でパンチのダメージを減らせるというメリットもあります。
しなやなか体を作ることで、攻めにも受けにも格段に高いレベルの動きができるようになるのです。

 

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怪我を減らしてスムーズな動きができるようになる

筋肉に柔軟性があると、怪我を減らせるというのも大きなメリットです。
筋肉が固いというのは、筋肉が張り詰めているような状態ですので、無理な力がかかると肉離れや断裂などの怪我を負いやすくなります。
しかし、柔軟性がある筋肉であれば、同じ力がかかってもそれを耐える力があって、無理なくその力を受け止められますので、怪我を防ぐことができるようになるのです。
また柔軟性を高めると、ダメージを受けにくい体が出来上がります。
固い棒を強く叩くと、あっさりと折れてしまいますが、柔らかいと曲がってダメージを吸収してくれるのと同じ原理です。
体が固いままだと、先ほどの防御のようにダメージが強くなり、体の筋を傷めてしまうこともあります。

 

ボクシングは体の限界に挑む格闘技ですので、当然普通にスポーツをしているよりも怪我をする確率が高くなります。
しかし、体が柔らかい状態であれば、そのリスクをかなり下げられますので、ボクサーとしての力を増していくためのトレーニングや実戦をより多く、より高いレベルでできるようになるのです。

 

また、体が固くなると反応が鈍ってしまい、頭で思い描いている動きが思うようにできないということも生じます。
一方で、柔軟性があると、体がすぐに動いてくれますので、イメージした通りに様々な動作ができるようになります。
ボクシングでは考える間もなく瞬時のアクションを取らなければならないことがほとんどですので、体の反応を速くするというのはとても重要なことです。
普段からの訓練に加えて、体の柔軟性も大きく関わっていますので、ぜひとも柔軟性を高められるようにトレーニングをするようにしましょう。
スムーズでなめらかな動きができるようになると、自分でもその違いがはっきりと分かりますので、体の柔軟性がいかに重要かを身をもって体験できるようになるでしょう。

 

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体を柔らかくするにはある程度長い時間がかかることを認識する

筋肉の柔軟性というのは、それぞれが持つ筋肉の質にも関係してきますが、すぐに望むような柔らかさを得られるというわけではありません。
ある程度長い期間トレーニングをして初めて柔軟性が得られるようになりますので、長期的な目標だと思って柔軟トレーニングを始めるべきなのです。
柔軟ストレッチを始めてもすぐには目立った成果が出ないことが多いので、その方法に効果がないと思ってあきらめてしまう人もいますが、柔軟性を得るにはそもそも時間がかかるということを認識して、辛抱して続けるようにしましょう。

 

具体的には、やはり前屈などのストレッチを毎日することが、地道ではありますが柔軟性を得るための近道と言えます。
ボクシングでは、足腰の踏ん張りがとても大事ですので、アキレス腱を伸ばすというストレッチから、膝の裏を伸ばす運動を行い、太もも、股関節のストレッチと、下の方から順番に上に向かってストレッチをすると効率的です。
一つ一つの関節や腱、筋肉を伸ばすという点を意識していくことで、全身の柔軟性を得ることができるようになります。

 

ストレッチの際にはアイテムを上手に活用する

柔軟ストレッチをする場合には、いろいろなアイテムを上手に利用すると効果的に運動ができます。バランスボールも便利なアイテムの一つです。
ボールの上にかかとを置いて前屈すれば、膝の裏をより伸ばすことができます。
バランスボールの上に座って片足をもう片方の膝の上に置き、手でその足を外に広げるようにしながら前屈していくと、太ももからお尻にかけての筋肉を伸ばせます。
こうした方法を取ることによって、単に床に座って前屈をしたり立ったままで柔軟ストレッチをするよりも、ずっと効率よくなるでしょう。

 

また、タオルを使うのも効果的な方法です。
うつぶせになった状態で、片方の足のかかとにタオルをかけてそれを上に、また手前側に引いてきます。
こうすることで、太ももから膝の裏あたりをしっかりと伸ばすことができます。
上半身の柔軟ストレッチをするにもタオルを使うのは効果的です。両腕を背中の後ろにしてタオルを持ち、それをできるだけ上に上げるようにすると、背中と肩の筋肉を伸ばせます。
このあたりの筋肉の柔軟性を高めると、パンチのひねりなどを加えやすくなってきますので、時間をかけてじっくりと行いたいものです。

 

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