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ボクシングの基本と言われるジャブですが、しっかり定義付けをしておきましょう。
通常左手をまっすぐ伸ばすパンチがジャブを呼ばれます。
これは左ストレートですね。
では、「左ストレート=ジャブ」でしょうか。
これは半分正解で半分間違っています。
一般的には左ストレートをジャブと呼びますが、100%そうではありません。
ジャブとは、自分の攻撃に対して相手がどんな反応をするのか探るためのパンチです。
ですからリスクの少ない左ストレートが、まず先にジャブの候補になります。
左ストレートならカウンターを取られる心配も少ないです。
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相手の出方を探るのが目的なので、いきなりリスキーは打ちません。
しかし、左ストレートで相手の出方が分からない場合は、左ストレートに代わって別の「ジャブ」が必要になります。
左ストレートがジャブの機能を果たしていない以上、それはジャブではなくなってしまっています。
この場合、左フックや右ストレートや右フックで相手の出方を見ます。
そうすると上記のパンチが、今度はジャブとしての役割を果たすのです。
「ジャブ=左ストレート」であることが多いですが、正確には「ジャブ=相手の反応を引き出すパンチ」です。
左ストレート以外で相手の動きを引き出すことは、試合を有利に運ぶために重要です。
ジャブは左ストレート以外はない、という固定観念は持つべきではないでしょう。
「左ジャブではこう動くのか、だったら続く右ストレートをこう打てば当たるな」
「左フックをこう避けるのか、なら次は角度を変えて打てば当たるな」
ジャブを多種多様に考え、試合を運ぶ必要があります。
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